スラップ・ショット
監督
ジョージ・ロイ・ヒル
出演
ポール・ニューマン
ストローザ・マーティン
マイケル・オンキートン
ジェニファー・ウォーレン
リンゼイ・クルーズ
ストーリー
全米プロ・アイスホッケーのマイナー・リーグ所属「チャールズタウン・チーフス」は、連戦連敗の最下位の三流チームだ。選手兼コーチのレジーは頭が痛い。しかもスポンサーの鉄工場が不況で閉鎖するため、チーム解散の危機を向えている。レジーはチームがフロリダに売られると嘘をつき、選手の意欲向上を図るが空しい。しかし、そんなチームの再生にマネージャーのマグラスはハンセン兄弟を採用する。すると彼らはラフ・プレーを連発。その勢いに乗り、「チャールズタウン・チーフス」は荒いプレーを信条としたチームへと方向転換。連戦連勝で決勝戦まで勝ち進むのだった…。
選手兼コーチのレジー(ポール・ニューマン)
― ルールなど問答無用な痛快スポーツ・エンタテインメント。
アイス・ホッケー場は男の戦場。「死ね!」「倒せ!」と常に怒号が渦巻いている。その中の弱小チーム「チャールズタウン・チーフス」が、ハンセン3兄弟の加入によりラフ・プレーを信条とした荒っぽいチームに生まれ変わる。レジーも勝てば何をしても良いといった心構えだ。名前を“殺し屋”に変える選手も出る始末だ。しかし、その中にもお約束のように、「クリーンなゲームをしよう」と一人つぶやく攻撃の中心柱ネッドの姿もある。しかし、クリーンな野郎はゲームに出してもらえないのだった。
ハンセン兄弟
チームが勝つとファンも増える。「チーフス」のバスにつき従うもう一台のバスの出現。グルーピーの登場だ。
反対にルール無用のラフなチームには、敵も増える宿命だ。「帰れ!!」コールの中、バスの窓からお尻を丸出しにして敵陣に乗り込む図太さも必要になって来る。
そしてレジーとネッドの私生活は荒れ模様。レジーは別居して久しい妻がおり、もう少しで離婚の危機だ。ネッドは妻リリーから逃げてばかりいる。リリーは酒浸りだ。そのリリーをレジーが口説くねじれ現象。しかしレジーは妻フランシーヌに未練たっぷり。
相手チームの選手の首に賞金を懸けたり、野次って物を投げた観客に暴力をふるい逮捕されたり、もうやりたい放題のチーフス。レジーの口八丁手八丁も冴えわたる。
ついにレジーはチームのオーナーを付きとめ会いに行く。これだけ勝ちの込んでいるチームだとさぞ他に売りやすいと思いきや…オーナーは税金対策のためチームを運営しているにすぎなかった。黒字のチームは売れない。
やっぱり解散かと絶望のレジー。せめて最後はクリーンなゲームで勝とうと皆に気合いを入れて試合をするが、相手チームが送り込んできた選手は資格停止になった者や追放された者たちばかり。猛者相手に前半を終えて皆ボロボロ。マグラスが乗り込んできて、「メジャー・チームからスカウトが来てるのになんて様だ!!」と叫ぶと、レジーの眼が光る。「スカウト?」…そして結果は?皆さんが思っている通りです、はい。
とにかく、これでもかっ…というようなバカバカしい映画なんだが、これを「明日に向かって撃て」「ステイング」と名作を送り込んだジョージ・ロイ・ヒル監督がポール・ニューマンと一緒に作ったってことが評価出来る。
ポール・ニューマンのバカに徹した演技が好感を持てる。彼のコメディ・センスが光る映画だ。ただ、楽しめばそれでいい作品。何も考えずに楽しむのみ。
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今までは人間扱いされていなかった<407>号のジョーですが、陸軍病院に移されたときから事情が明るくなっていく。婦長は締め切られた部屋の窓を開け、ジョーは“光”を感じる。そしてジョーに付き添う看護士は、ジョーに哀れみを感じる…。前線の病院にいたときは、看護師には彼に“情”を持ってはいけないと厳重に注意されていたんですね。ほんとに<もの>扱いだったわけですよ。しかしここの病院の人は彼を少なくとも<人間扱い>してくれるわけです。



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